向き合っているのは、大切ないのち。「いい転機」づくりを共に

2024年10月25日、公立学校に近い経済負担で通える、不登校児童・生徒向けのオルタナティブスクールという新しい選択肢を全国に広げるため、NPO法人スマイルバトンを設立しました。
教育メディアコミュニティの運営を通じて、2020年から多くの教育現場を取材してきました。時には海外にも足を運び、数多くの現場に触れてきましたが、取材を重ねるうちに最先端の手法やコンテンツ以上に、「その場に関わる人々が、どのような“まなざし”で子どもたちと向き合っているか」という点に深く惹かれるようになりました。
「私たちが向き合っているのは、いのち」
そのようなまなざしを持つ人々に、深い感銘を受けるのです。
現在、不登校の児童・生徒数は年々増え続け、子どもたちからのSOSの声が大きくなってきています。これまで、子どもたちが思わず笑顔になれる社会を目指し、大人をエンパワーメントする取り組みを行ってきました。しかし、不登校や困難を抱える子どもたちやその保護者の声を聞く中で、今目の前で助けを必要としている子どもたちに対し、行動を起こさないことは「知った責任」を果たしていないのではないかと考えるようになりました。
私たちは常々、「未来」より「今」が大事だと思っています。今の状況に手を打たずに良い未来は来ない。逆に言えば、今を大事にする積み重ねが自然と良い未来につながっていくと信じています。
私たちの役割は、今を生きる子どもたちの声に徹底的に寄り添うことです。大切にされた「いのち」は、出会う「いのち」を大切にするようになります。この信念こそが「学藝の森CoE」プロジェクトの原点です。私たちは子どもたちや関わるすべての人々の声を大切にしながら歩んでいきます。皆さまの声も、ぜひ私たちにお寄せください。
Board member
理事

三原 菜央
代表理事/わくわくアイデア・企画担当
岐阜市出身で、学藝の森CoEの岐阜校に常駐しています。専門学校・大学で8年間教員を経験したのち、ベンチャー企業を経て、前職リクルート。年中オタクのごとくハマっているのは、天海祐希さんと食とコンテンツ視聴です。

岩田 龍明
副理事/『学藝の森CoE』岐阜校スクールディレクター
岐阜市の小学校で6年間教員を経験したのち、放課後の居場所づくりに2年間携わる。聞きやすい顔なのか、不思議と出先でよく道を聞かれる。音楽で自分を表現するのが大好きで、歌ったりリコーダーを吹いたりするのが特技です。

鈴井 孝史
事務局長/ファンドレイジング担当
静岡市出身で、日本茶が大好き。事務局長ですが、まめな性格ではありません。二児の父。個人的な探求テーマは、傾聴とメディテーション。アートとか旅行とか映画とかが癒しです。

鈴木 雅剛
監事/いきいきキーパー担当
ボーダレス・ジャパン副代表。社会課題の解決に携わっています。学生時代は塾講師として小中高生に向き合い、現在は講演やWSで、未来をつくる子どもたちを応援中。登山にハマっています。

齋藤 眞人
理事/立花高等学校校長
従来型価値観にも敬意を払いつつ、「ゆっくり・まったり、のんびり』とした『ぬる〜〜〜い学校♨️』を理想に描く。生徒さん達からは『校長ちゃん』と呼ばれている。『当たり前』を嫌い、何かと情に流されやすい。すぐに家庭科室で料理をしたがる。

藤井 智子
理事/岐阜県公立小中学校教員
「明日も行きたい学校」でありたいと願っている。3人の我が子を含め、子どもたちの日々を愛でている。だいたいのことは、何とかなると思っている。焚き火、森、サウナ、ガーナ、バスケに反応する。

渡邉 和代
理事
岐阜県在住。公立小中学校の教員。これまで小学校・中学校の通常学級、特別支援学校、特別支援学級を担当し、特別支援教育コーディネーターを務めてきました。特別支援教育士。本と旅とアートと…ワクワクが大好物です。

川村 哲也
理事/株式会社COLEYO 代表取締役
子ども達が世の中とつながる体験設計を生業にしています。子どもたちとワイワイすることが好きです。著書『ガチャ時代のやりたいことの見つけ方(教学社)』がもっと売れてほしいです。

藤澤 佑介
理事/私立高校 教諭
土佐塾中学高等学校の英語教諭として18年勤務。総合学習主任。探究の授業、特にプロジェクト型の授業作りを探究中。イベントの企画が大好き。最近は、地域を歩きまわるフィールドワークにハマっています。愛知県出身です。

池谷 陽平
理事/Learning Artist
追手門学院中・高等学校、探究科主任、中学主任。2020年度に探究科を立ち上げ、没頭する中で自分らしさを発見する場を創出している。お祭りが好きです。
#アート #デザイン #リフレクション #プレイフル

牛込 紘太
理事/探究Curator
追手門学院中・高等学校、探究科、創造コース部長。2022年に誕生した創造コースで数値化に縛られず、学びの楽しさを取り戻すたまり場づくりを進めている。
アートとデザイン、その場で生まれる一瞬をとらえる写真と映像に魅力を感じる。ものつくり。

栗﨑 恵実
理事
神奈川県川崎市出身。幼少期を人種の坩堝である海外で過ごした影響か、「オープン&オーネスト(率直で誠実)」「一期一会」の感覚を大切に生きています。本とコーヒー、アウトドア遊びが大好き。心のガソリンは、家族との時間と、ミスチルとケツメイシの音楽。
Advisor
アドバイザー

三ケ田 智弘
児童精神科医 / 医療法人三ケ田慈愛会理事長
熊本大学医学部卒業。熊本大学医学部附属病院等で小児科医として勤務の後、児童精神科医に転向。アメリカノースカロライナ大学TEACCH部、肥前精神医療センター、大分こども療育センター等での勤務を経て、2020年4月より現職。日本小児科学会専門医。

松本 拓真
岐阜大学教育学部准教授 / 臨床心理士 / 公認心理師
専門は子どもの心理療法。子どもを支援する専門家のネットワークづくりである「ここあプロジェクト」を推進し、ながら心理相談室にてカウンセリングも提供しています。また、子どもへの直接の心理療法だけでなく、家族の支援や子どもを支える専門職の方の支援もさせていただきたいと思っています。

桒田 嵩平
理学療法士
理学療法士の視点から、勉強・遊び・作業の土台となる体づくりを大切にしています。動くことは人生の土台。その面白さを伝え、「やってみたい」を「やってみる」へ。子どもたちの自信を育むサポートを行っていきたいです。

桒田 遥
作業療法士
作業療法士として、子どもたちの特性や背景に寄り添い、“その子らしく生きる”を支えます。自分を知り、信じることで、ありのままの自分を好きになれるようにお手伝いしていきたいと思います。

赤司 展子
元札幌新陽高校 校長 / 教育アドバイザー
校長として学校改革を推進した経験を活かし、すべての子どもが自分らしく学べる環境づくりを支援します。スマイルバトンの取り組みは、教育の多様性を広げ、未来への可能性を切り拓くもの。これからの時代にふさわしい学びの形を一緒に創り上げていきたいです。

後藤 優子
管理栄養士 / スポーツ栄養士 / アスレティックトレーナー
アスリートはパフォーマンスを最大限に引き出すために食事、睡眠などの質を向上させて体調を整える“コンディショニング“に最も時間を費やします。CoEでの学校生活や食を通じてコンディショニングを身につけ、人生を生き抜く力を育むお手伝いをしていきたいです。

たいら 由以子
ローカルフードサイクリング 代表
大好きだった父との別れをきっかけに、「土の改善と暮らしをつなぐ」ことを目指し、コンポストを軸に半径2kmの食の循環を構築しています。スマイルバトンとともに、子どもたちの笑顔につながる「おいしい循環生活」を広げていきたいと考えています。

北川 力
ファンドレイザー/社会教育士
NPO法人、学校法人をはじめとした非営利組織の資金調達(ファンドレイジング)を通して教育課題の解決に関わっています。ひとりでも多くの子供たちに学びの希望が届くよう、スマイルバトンさんと一緒に「教育のファンドレイジング」に挑戦したいと思います。

三浦 雅代
ソーシャル/インパクトファイナンスアドバイザー
この重要な活動が一人でも多くの子どもに持続的に届くよう、安定した資金基盤の構築をサポートします。活動の理念・価値を広く伝えて応援の輪を広げ、支援する側・される側を共に豊かにし、社会を変える資金の循環を生み出すお手伝いができればと思います。
Overview
団体概要
- 名称
- 特定非営利活動法人スマイルバトン
- 設立
- 2024年10月25日
- 住所
- 〒502-0813 岐阜県岐阜市福光東2丁目7-12サンライズ北野2階
- 連絡先
TEL:058-200-8792 /
- 事業内容
- (1) 学校外に学びの場を求める子どものためのオルタナティブスクール運営事業
- (2) 子どものための放課後プログラム提供事業
- (3) 全国のフリースクール・フリースペースのネットワーク事業
- (4) 国際バカロレア機構(IB)と教育行政や教育機関との連携プロジェクト事業
Supporters
支援団体